絵の練習方法 PR

コピー用紙で使った山のスケッチ練習まとめ(鉛筆~白黒~限定色)

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この記事では

コピー用紙で作った山を観察したら、形が理解できたので描くのが楽しくなったイラストや漫画の背景、スケッチなどで 山を描くときに 写真参考だけじゃ上手く描けない 山が実際どんな立体なのかわか...

上記の記事で
コピー用紙で作った山を観察したあとの
スケッチによる山を描く練習についてまとめます

はじめは鉛筆スケッチから始めて
絵具の白黒からカラーへと
少しずつ扱う情報を増やしていきます

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コピー用紙で作った山のスケッチ

この練習は時間をかけてしっかり描くよりも
短時間で何回も描いたほうが練習になると思います

僕はA5のスケッチブックに大きめの平筆1本で描くなど
細かく描き込めないようにすることで
短時間に終わるように工夫しています

 

スケッチをするときの注意点

  • 15~30分くらいで手早く終わらせる
    短時間で終わる小さいサイズ(A5など)
  • 薄目で見て大きな明暗でとらえる
  • 写実的に描く必要はない
    「面の向き」と「明るさ」を観察して描く
  • 幾何形体デッサンのように平面の組み合わせを意識する
  • 表現したい立体が表現できているかを確認する
    見たまま描けばいいとは限らない、誇張も必要

鉛筆

メリット
・鉛筆のタッチで面の方向を表現しやすい
・使い慣れている

デメリット
絵具やマーカーと比べて塗るのが大変

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コピック、白のペン

メリット
・ムラなくベタ塗りしやすい
・使いたい明るさのグレーを選ぶことができる

・絵具より準備がラク

デメリット
・鉛筆ほどタッチが残らないため
面の向きがわかりづらいので難易度が少し高くなる

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コピックのニュートラルグレイの
1,3,6,8,10使用

色が近すぎると違いが分かりにくいので
1,3,5など飛び飛びで数本持っていれば十分です
必要になったら買い足していけばいいと思います

はじめに光面、影面を塗り分けてから
細かく明暗を細分化したほうが迷子になりにくいと思いますが

  • だんだん暗い色を使っていく
  • 最初に一番暗い色を使う

など考えやすく描きやすい
効率的な方法を模索してみてください

透明水彩(白、グレイ、黒)

メリット
・白黒で明暗に集中できる
・筆で平面や立体を表現する練習になる
・絵具のムラや溜まりを利用した表現ができる

デメリット
・鉛筆やコピックより明るさの調節が難しい
・準備が面倒

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大き目の平筆を使い
面に沿って筆を動かすことで面を表現しています

筆を動かす方向を意識して絵具のたまりを利用することで
角を強調して立体と硬さを表現する
といった工夫をしています

 

ホルベイン透明水彩
・アイボリーブラック
・グレイオブグレイ
・チタニウムホワイト

ライトグリーン、白、黒(ポスターカラー)

白背景に緑色の画用紙で作った山を使って
カラーの練習をします

白と黒に固有色としてライトグリーンを使います

メリット
・白黒の延長で明暗に集中できる

デメリット
・見たままの色が作れない

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ライトグリーンに水を加えて作った明るい色と
ホワイトを加えて作った明るい色は同じ色にはなりません

色数を限定しているので
作ることができない色がありますが
限られた色の範囲で描きます

ホワイト、ライトG、ライトB、コバルトB

色画用紙で作った山の奥に
白とライトブルーで描いた空を用意しました

使用するのは以下のポスターカラー4色です

遠景の青み   ライトブルー
影面の色    コバルトブルー
固有色     ライトグリーン
明度を上げる色 ホワイト

メリット
・実際の山のつもりで練習ができる
・色数が少ないのでシンプルに描ける
・光面の色、影面の色に分けて考えやすい
・作れる色が少ないので明暗や距離感を表現する青みなど
 色と意味を対応させて考えやすい

デメリット
・明度だけでなく色相、彩度も関係してくるので
 一気に難易度が上がる
・見たままの色が作れない

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意味のある色を選んでいるので
光面に影色を使うと絵が破綻してしまいます
適切な場所に適切な色を置く練習です

 

この4色を選んだ理由など
詳しくは以下の記事にまとめてあります

色画用紙で作った山をスケッチ(白、ライトG、ライトB、コバルトB)色について 自分がなんで、この色を使っているのかわからない なんとなく無意識に選んでしまっている といった方はいませんか? 遠景...

まとめ

いきなりフルカラーで描こうとしても
明度、色相、彩度を同時にコントロールするのは大変です

「白黒」や「白黒+緑」などの限定色から始めてみると
色相や彩度などを考慮せずに済むので
練習しやすいと思います

実際に山を見て描くのとは違うのはわかりますが
身近なものを使って
短時間の練習をしてみてはいかがでしょうか
実際の山よりシンプルで描きやすいと思います

 

以前の僕のように
山を描くことに苦手意識がある方は
ぜひ実際に手を動かしてみてください

この練習をしたあとでは
実際の山や山の写真を見たときに
描くべきポイントが明確になっていると思います