絵の勉強をしたいけど
なにから勉強すればいいのかわからない
という方にまずおすすめしたい本です
デジタルアーティストが知っておくべきアートの原則(改訂版)
もくじとは違いますが
本の内容を大きくまとめると
次のような感じです
- 明度、色相、彩度
色の調和、ライティングの基礎 - 構図
視線誘導 - パース
- 解剖学
油彩、鉛筆デッサンの作例
ドローイングの作例
この本の特徴は
本来なら
それぞれ1冊ずつの本になりそうな内容の4項目が
1冊にまとまっていることです
図や具体例も多く
わかりやすいんですが
簡潔にまとめるため
重要なことしか書いていないので
初心者には説明不足でわかりにくいと感じるかもしれません
難易度としては
初心者には少し難しく
中級者には少し物足りない
といった感じだと思います
また
「デジタルアーティストが知っておくべき」とあるにもかかわらず
カスタムブラシやテクスチャー、レイヤー効果といった
デジタルの武器には一切触れていません
あくまでも絵画としての基礎知識をまとめています
絵を学び始めの頃は
とにかく知らないことが多すぎて
何を知らなければいけないのかもわからないといった
不安や焦りがあると思います
最初からパース、色や光、構図など
個別に専門書を買いそろえるのはハードルが高いです
自分が手にした本の難易度が高いのか
自分の知識不足なのかが判断できないからです
この本はおそらく
そんな初心者の最初の一歩のための本なんじゃないかと思います
この本に一通り目を通してみて
「自分に必要な知識は何か」ということを
洗い出してください
残念ながら
この本さえあれば大丈夫というほど
詳細には書かれていません
おそらく初心者も中級者も
他に専門書を買い足すことになるでしょう
絵の初心者であっても
この本で基礎知識を頭に入れてしまえば
自分に必要な専門書を選べるようになれると思います
この本ですべてを理解しようとせずに
次への第一歩として読んでみてください
色や光について詳しく知りたいという方は
以下の記事をご覧ください
「色と光」という本の感想をまとめています