最近はオンライン講座やYouTube教材などの普及で
絵を独学している人が増えていると思います
そんな中「絵がうまい人って
どんなことを考えて描いているんだろう?」と
気になったことがある人は多いんじゃないでしょうか
僕も18年近くやっていたアニメ背景の仕事をやめて
絵を基礎から独学で学び直しているなか
画家ってどんなことを考えているんだろうと気になり
手に取ったのがこの本です
この本は一問一答形式で
絵を描く人なら誰しもが感じる基本的な疑問に対して答えているので
初心者かどうかに関わらず
直接質問できる先生や先輩が近くにいない方にお勧めです
この本を読むことで
モチーフの選び方やモデルを描くときに感じていること
絵を描くときに大切にしていることなど
自分と同じようなこと考えてるなと共感することもあれば
自分にはない視点を持つこともできるようにもなります
もしかしたら
画家も同じような失敗を繰り返したり悩んだりしているんだから
今のままでいいんだと自信を持てるようになるかもしれませんし
永山さんがやっていて自分がやっていないことに気付くことで
新たな課題が見つかるかもしれません
伸び悩んでいる方や日々の練習や創作活動に不安を感じる方は
もしかしたら視野が狭くなっているのかもしれません
画家が考えていることを知ることで視野が広くなれば
長期的な視点で物事を考えることができるようになって
安心できるということもあると思います
絵の経験が増えたり、画力が上がったりすることでステージが変われば
感じる疑問も変わってきます
その都度、質問や相談ができる相手が身近にいれば問題ありませんが
そういった相手がいないという方は
この本を一読してみてはいかがでしょうか
手元にこの本があれば悩んだ時にも
自分の考えを客観視したり、目指すべき指針の一つとして役に立つので
無駄に悩む時間を短縮して創作活動に集中できるよう
手助けしてくれると思います
(著)
永山裕子