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「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」を読んで課題をやってみた

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やりたいことがあるのに
何から手を付けたらいいかわからない
とか
なんとなく行動に移せなくてモヤモヤしてるとか
今更始めるのが恥ずかしいなんていう
悩みはありませんか?

もしかしたら
毎日30分程度で終わる課題で
自分自身について深く考えてみたら
意外とすんなり行動に移せるかもしれません

ジュリア・キャメロン(著)
「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」

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この本は脚本家である筆者が
本当はやりたいことがあるのに
自分の思い込み他人にバカにされたなどの
過去のトラウマが原因で
やらないでいることがある友人
やりたいことが見つからない知人のために書いた本で
12週間の自己省察のためのプログラムです

おもな内容

筆者は精神科医でもカウンセラーでもないため
根拠などは詳しく書いてありませんが
僕がこの本の課題をいくつかやったところ
誰かからアドバイスを受けるわけでもなく
自分自身で勝手に問題点や改善点に気づいていく

といった感覚になりました

課題について

本書は筆者が長年開いているワークショップで
やっている課題がまとめてあります
大体1日30分程度で終わる内容です

大きく分けると課題は3つ

  • モーニングページ
     毎日3ページ思いつくままにノートに書き出す
  • アーティストデート
     自由な自分の時間を過ごす
  • チェックインなどの課題
     課題に沿って自分自身について考えて書き出す

モーニングページ

モーニングページとは

毎朝思いつくままに
ノート3ページ分を書き出す
課題です

具体的な回答例などはありませんが
受講者がどんな課題の時に
どんな心理的な抵抗を感じるか

課題を終えた後にどのような感想を持つか
といった具体例が書かれているため
自分だけが変なことを書いているわけじゃないんだという
安心感があります

課題は毎日30分程度で終わる内容と書いてあったので
僕は毎日続けることがでるように
3ページではなく時間で区切るようにアレンジしました
A4の無地ノートに25分間思いつくままに
書き出しています

僕は5年位前から
嫌なことがあったり
気づいたことがあったときに
ノートに思いつくまま書き出していたので
あらためてモーニングページをやってみても
本の例のように感情的なことを思いつくこともなく
おもに毎日の反省や改善などといった内容を
書き出していました

同じ人でも時期によって
書き出していることは全く違うでしょう

続けていくうちに
どんな内容になっていくのか楽しみです

モーニングページのメリット

メリットを感じたのは次の3点

  • 感情的なモヤモヤがスッキリした
  • 反省や改善を自然と行動に移すようになった
  • 定期的に自省する時間を確保することができた

モーニングページをやったことで
頭の中の感情や情報の淀みが減った気がします

書き出すことで人間の頭は
すでに処理された内容だと認識するらしいので
頭の中が整理されたのかもしれません

僕自身に関しては
感情的なことがあった場合に
色々と書き出しているうちに自然と
原因や対処だけでなく
そもそも自分は、なぜ感情的になったのか?
根本的な原因は何?他の可能性は?と
自分自身について深く考えはじめたため
創作活動に必要な「自分を知る」手掛かりにもなっています

また
特に考えずに毎日書き出すのでネタが被ります
同じ反省や改善策を書くのが3回目くらいになると
また同じこと書いてるな
いい加減やるかと
自然と行動に移すようになりました

自省をする時間は
意識的に作らない限り
後回しにしてしまいがち
ですが
モーニングページをすることで
定期的に自省の時間を確保できています

アーティストデート

アーティストデートとは

1週間のうちに1度
自分のための時間を作って過ごすもの
です

30分間の散歩などでも構いません
誰にも邪魔されない時間を作って
やりたいことをする時間です

アーティストデートをしようとして
意外だった点

  • やりたいことが思いつかない
  • 生産的ではない時間の使い方に罪悪感を感じた

ということでした

やりたいことが思いつかないという問題に関しては
後述する毎週の課題で
・やりたいことを20個書き出す
などの簡単な質問に答える課題があるので
そのときに書き出した答えの中から
アーティストデートとして行動に移していきます

はじめてアーティストデートを計画しようとしたときに
自分がいかに何もしない時間を作ることに抵抗を感じるのか
ということに気が付きました

現在、会社員でもなく
差し迫った締め切りなどがあるわけでもありませんが
生産的ではない時間の使い方を
予定に組み込むことに抵抗を感じる
ことに驚きました

この本によると
僕のように何もしない時間を作ることに抵抗を感じる人は
珍しくないようです

仕事をしなければならない
生産性を上げなければならない
将来のために勉強しなければならない
と考え続けてきた結果
自分で思っていた以上に
考え方が歪んでいるのかもしれません

仕事を辞めて10ヶ月近く経つ今でも
ただ横になっているだけといった
何もしない時間を作ることに抵抗があります

この本の課題を通して気付いたことと
タスク管理術などを併用することで
自分は自由だと思える時間の使い方が
身に着けられるのではないか
と感じ始めています

チェックインなどの課題について

モーニングページ以外にも
アーティストデートで何をして何を感じたか?
などを振り返るチェックインと
一週間で10問近い簡単な課題があります
その課題は「安心感を取り戻す」「アイデンティティを取り戻す」といった
プログラムに沿って構成されていて
12週間でプログラムが完了するように作られています

課題の内容は以下のようなもので

  • 自分を肯定する言葉を書き出す
  • 自分に禁止していることを5つ挙げる
  • 仮に自分を見守ってくれている編集者がいるとして
    感謝の言葉を書いてみる

メリットは
自分では思いつかないようなことを考えることで
改めて自分の考え方や感情、思い込みに気付くことができる
ことです

例えば上の図は
課題に従って書いてみたグラフですが
意識的に行っているのは運動と仕事のみという結果でした
あまりにも他のことを考えていなかったので
意識的に時間を取るようにしはじめました

まとめ

子供のころ好きだったものや
やりたかったこと
嫌な思いをしたことなどを振り返ることで
自分の心に蓋をした原因に気付き
それを取り除くことで
好奇心や駆動力を取り戻すための本です

最近読んだいくつかの本の内容をまとめると
やりたいことをして生きていくには結局
「自己省察」と
「タスクを絞って好きなことをする時間を作ること」
の2つが必要なようです

毎日30分近い時間を確保するのは大変ですが
将来に漠然とした不安がある人や
スケジュール管理やタスク管理などの
管理術を試しても上手くいかなかった人は
試してみてはいかがでしょうか?
僕に関しては一挙両得でした

基本的にモーニングページや課題に対して
アドバイスをもらえるわけではないので
効果を実感するまで時間がかかるかもしれませんが
効果がないと思えば
やめてしまえばいいだけです
日記などの習慣がない人は
実際に手を動かしてみてはいかがでしょうか?
モーニングページに慣れると
頭の中がスッキリするのが実感できると思います

 

ジュリア・キャメロン(著)
「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」

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