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グラデーションをかけるときは 「明・中・暗」の3段階の色を作れ!

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画面全体などの広い面積に
グラデーションをかけるときは
「明・中・暗」の3段階の色を作れ!

アニメ背景会社の研修時に言われて
今も下図のように「明」「中」「暗」の
3段階の色を作ってグラデーションかけてます

3段階の色を作る理由は次の2つ

  1. 2段階だと真ん中の彩度が低くなって
    グレーっぽくなりやすいから
  2. 色味の変わるグラデーションを
    イメージ通りに作りやすいから

手抜きで明暗の2段階でやったときは
つまらないグラデだなと感じました

 

具体的に
2段階と3段階の色を使ったグラデーションについて

  • 同系色のグラデーション
  • 色味が変わるグラデーション

の2つでどのように違うのか説明します

同系色のグラデーション

絵具は色数を多く混色すると
彩度が低くなることから
最小限の色数で混色したほうが彩度が落ちにくい
と考えています

同系色のグラデーションでは
「中」あたりの彩度差など

大きな違いはありませんでした

しかし「中」の色味が
「明」や「暗」と少し違った色味の方が
色数の多いリッチで面白みのある印象になります

(3段階の「中」のあたりの色味が異なるのは
青(コバルトブルー)が赤っぽいからです
黄っぽい青があれば近い色が作れます)

色味が変わるグラデーション

同系色のグラデーションと違い
色味の変わるグラデーションでは
大きな違いが出ました

2段階の色を使ったグラデーションの欠点は
3段階の色を使ったグラデーションの長所と言えます

2段階の色を使ったグラデーションの特徴

  1. 「明」「暗」と比べて「中」の彩度が低くなっている
  2. 中間色の色味をコントロールできない

 

3段階の色を使ったグラデーションの特徴

  1. 彩度が高いままグラデーションを維持できる
  2. オレンジ味の色を追加して4段階の色を使えば
    もっと色相環に沿ったグラデーションをかけられる

まとめ

以上の結果より
最低でも3段階の色を使った方が
彩度も下がらずイメージに近いグラデーションがかけられると言えます

絵具だけに限った話ではありません

フォトショップなどのデジタルツールで描く場合でも
考え方は同じです

グラデーションツールブラシツールを使う場合でも
中間色の色味や彩度をコントロール
して
イメージ通りのグラデーションを
かけるようにしてください