主役が目立たない
見せたいところに目がいかない
なんて悩んだことがある方は多いと思います
僕も絵に見どころを作るのが苦手で
どうやって主役を目立たせればいいかわかりませんでした
しかし今回、下図のように
グレーのマーカーを使って
4階調くらいでスケッチしてみたところ
あっそういうことか!
主役の部分のコントラストが一番強くなるように
明暗を工夫すればいいんだ
と理解できて
やっと昔読んだ本の内容が腑に落ちたので
その内容についてまとめます
なにが腑に落ちたかというと
約20年前に読んだ「鉛筆で描く」という本に書いてあった
白地に黒、黒地に白が一番目立つ
周囲をぼかすと●や○から目が離せなくなるというものです
以下「鉛筆で描く」のアマゾンリンク
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白地に黒、黒地に白が一番目立つ
周囲をぼかすと●や○から目が離せなくなる
なんてわかっているつもりでしたが
自分でマーカースケッチをやり終わって
下図のように線画のスケッチと見比べてみたところ
下図のように
単純化したように見えました
一度、納得してしまえば簡単です
要は、見たままの明暗を再現するのではなく
主役の部分が一番コントラストが強くなるように
明暗を工夫すればいいんです
あまりにもシンプルで基本的なものなので
他の本にも書いてあるかもしれませんが
僕は、この本で知りました
下の2冊は同じ著者の本で、ほぼ同じ内容です
1978年と1979年に出版されてから
今も本屋に並んでいるので
内容が古くならない名著と言えるでしょう
「鉛筆で描く」のアマゾンリンク
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「ペンで描く」のアマゾンリンク
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多くのタッチを使い分けた明暗での絵作りが中心で
絵の基本から丁寧に解説しています
僕が「鉛筆で描く」を読んだ20年前には
理解できても真似できない(理解できているつもり)
何を言っているのかよくわからないといった状態でしたが
今になってやっとできるようになってきたことが
全部書いてある!と思うようになってきました
やっと使いこなせるようになってきた気がします
数多くの画家の作品が例として掲載されているので
見ているだけでも飽きません
流行りの本もいいですが
名著も手元に一冊いかがですか?