絵についてのおすすめ本 PR

絵の独学の悩みがすべて解決してるんじゃないかと思う本「アニメ私塾流 最高の絵と人生の描き方」

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SNSやYouTube、動画コンテンツの普及で
独学でも様々な専門職の人から
質の高い情報を手に入れることができるようになりました

この文章を読んでいる方の中にも
独学で絵やイラストを学んでいる人がいると思います

そのような状況のなか
質問や相談できる先輩や友人がいたらな~
と感じたことがある人は多いのではないでしょうか

先輩やがいれば
・具体的にどんな練習をすればいいのか?
・どんな知識が必要なのか?
・多くの人が経験しがちな失敗は?

など雑談を通してアドバイスをもらうことができますが
独学の場合はすべて自分で試行錯誤していくしかありません

そんな独学をしている人に
先輩からのアドバイスをまとめたような本がこの本です

 

アニメ私塾流 最高の絵と人生の描き方  添削解説80点付き
室井 康雄(アニメ私塾) (著)

https://amzn.to/3Um62Oq

この本は、まるで先輩と雑談しているような感じで
情報が入ってきます

アニメ私塾で質問や相談を受けた内容が
反映されているのでしょう
プロ、アマ問わず
絵を練習するうえで経験するであろう悩みが
すべて解決しているんじゃないか
と思うほど
充実した内容です

・楽しいことは向いている
・好きな絵から描こう
・自分を喜ばす絵を描こう
・環境づくり、習慣作りが大切
・30分でも毎日描こう
・とにかく見て描く

など内容は主に考え方や心構えなので
イラストを描く人全般に参考になる内容だと思います

技術的なノウハウとしては
80例の添削内容に少し書いてあるくらいです

著者が19歳で本格的に絵を描き始めてから
1年目:アニメを作る前提で既存のキャラにアレンジして描く
2年目:自主制作アニメを作り、模写とデッサン
3年目:画力向上のためポーズ集のデッサン
4年目:就活でポートフォリオに全精力
ジブリ合格後、骨格筋肉の練習
ここで徹底した模写をすればよかったと後悔
など
著者が、どの時期に何を考えて
どんな練習をしていたのか具体的に書いてある
ので
自分と比較して自分はどうしようか?と参考にすることもできます
比較対象のいない独学をするなかで
このロードマップがあるだけでも
ずいぶん心強いのではないでしょうか

また意外と思う人がいるかもしれませんが
巻末にある著者へのロングインタビュ―が
役に立つのではないかと思います

インタビューでは子供のころから
アニメーターになりアニメ私塾を始めるまでの
試行錯誤が中心
にまとめてあるので
著者がどのようなことを感じた結果どのような行動に移したのかが
具体的に書いてあります
それこそ1人のアニメーターの人生を簡易的に追体験できるようなものです
著者の人生を参考に自分の戦略を立ててみてはいかがでしょうか?

もしアニメーター向けやキャライラストを描くための
技術的な入門書が欲しいという方は
同著者のキャラ作画本もあります

僕はアニメーターの人はパースや消失点、レイアウトを
どう取り扱っているのかを知りたくて
この本を買いました

DVDビデオ付き!
アニメ私塾流 最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術

室井 康雄(アニメ私塾) (著)

https://amzn.to/3OmQg1W

この本ではレイアウトを作成する際に
消失点をとらず
に「空間ビート」という考え方をしていました
「空間ビート」とは奥に向かってビートを刻むように配置することで
空間を作り出す方法だそうです

具体的には画面空間内のいたるところに
同じ身長の人物を配置することで
道路幅や天井の高さ、家の大きさなどを割りだしていきます
消失点が必要ないので透視図法に頼らず自由度の高い絵になります

背景の仕事をしていた時は
ゼロからレイアウトを作成することがなかったので
空間ビートを使いこなすほどの機会はありませんでしたが
ぜひ習得したい技術です

もしアニメ背景を志す方には
1~3点透視をマスターしたあと
できるだけ早い時期に空間ビートの習得をおすすめします
画面内に消失点がない場合
空間ビートは有効な手段
だと思います

現在のアニメ業界はどうかわかりませんが
僕の経験上アニメ背景を描くうえでは
できるだけ早く消失点に頼らずに絵を描けるようになった方がいいです
アニメ背景の仕事を始めて半年くらいは経験不足のため
消失点を決めてもしっかりとした絵を描くことは難しいと思いますが
1年をめどに消失点を使う絵をマスターし
2年目からは「なんとなく消失点はこの辺」くらいの
消失点に頼らない描き方に移行していった方がいいと思います

実際、消失点を使って厳密に描くには時間がかかりすぎますし
図面のような絵になりがちです
また、画面内に消失点がない場合に手も足も出ない
といった状況になりがちです
なので、消失点に頼りすぎずに手早く自然な絵を描くことが理想なんですが消失点を使わずに描く方法を
わかりやすく説明した本がないのが現状です

この「空間ビート」が数少ないノウハウと言っていいと思います
少なくとも僕は他の本や動画で見たことがありません
ぜひ参考にしてみてください